2015年12月30日水曜日

『青の時代2』抜粋(第四章「未踏の領域」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代2』から、一部抜粋して紹介します。
第四章「未踏の領域」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。

 息苦しさに耐えられなくなって、美紀はとうとう口に含んでいたものを吐きだした。
「だめ……もう……」
 と、それまで微妙なタッチだったものが、急にキュッと吸いあげられた。
 核を中心に、まわりを唇で押しつけられ、中心を吸いあげられる。吸われながら、舌先がさらに核に押しつけられてくる。
「あっ、あ、いやっ!」
 突きぬけるような快感が、全身を支配した。
 のけぞろうとした美紀の身体を、徳島の体重がグッと押さえつけてきた。
「だめ、そこ……先生、だめ……あたし、もう……」
 敏感すぎる性感が、苦しいほどなのだ。
 しかし、ここぞとばかりに徳島の舌の動きが大きくなった。
 核をクルリとまわされ、くすぐられ、吸いあげられる。チリチリともてあそばれて、引ききっていなかった絶頂の余韻が、ふたたび高い波のように立ちあがってきた。
 その波頭が小刻みに砕けそうになっている。


「だめ、もう……また……いやっ、またイッちゃう! 先生っ!」

2015年12月27日日曜日

『青の時代』抜粋(第四章「女教師」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代』から、一部抜粋して紹介します。
第四章「女教師」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。
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 聖矢はふたたび、慶子の花園に顔を埋めた。
 中断したことで、たかまっていた興奮が少しおさまっている。やや冷静になった頭で、康子に言われたことを思いだしながら、聖矢はゆっくりと愛撫を再開した。
 うるみはさらに強まっているようだ。開いた花びらの中心からあふれたジュースが、トロリと伝わっている。それをときおりすくいなめるようにしながら、中心の肉芽への愛撫をつづけた。
 慶子の身体の小刻みな痙攣が、またはじまった。
「や……あ、あ、あ、あう、だめ……頭のなかが……おかしくなっちゃう」
「気持ちいいんでしょ?」
 唇をつけたまま、くぐもった声で聖矢はたずねた。
「ね、先生、答えてよ」
「そう……気持ちいいの……でも……どうにかなっちゃう」
「いいよ。どうにかなっちゃえよ」
 つかんだ慶子の両手に、引きちぎれそうなほど力がこもった。
 逆にこちらの手をつかみかえしてきた。
 ギュッと指をつかまれた。
 慶子の声がきゅうに変化した。
「だめ……あ、だめ、だめなの……いやっ、美谷くん、そこ……あ、もっと!」

2015年12月26日土曜日

『放課後秘密クラブ』抜粋(第四章「肉実習クラブ 優しい脅迫者」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『放課後秘密クラブ』から、一部抜粋して紹介します。
第二章「肉実習クラブ 優しい脅迫者」からの抜粋です。

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身体のなかに太い杭がまだ打ちこまれたままになっている。
「動くぞ」
「あ、先生、だめ……少し休ませて、お願い……」
 なつみが哀願したが、近藤は聞いていなかった。
 グイグイと律動を再開した。
 近藤のセックスは、ひたすらパワーにものを言わせるタイプのものらしかった。杉山とはまるで違う。テクニックも何もあったものではない。しかし、それがなつみには新鮮な刺激をもたらしていた。こんなふうにグイグイと押しまくられるのも気持ちいいと思った。 頂上まで昇りつめた性感がまだ下降しきらないうちに律動を再開されたものだから、なつみはふたたび頂上へと上昇をはじめてしまった。
「先生、先生、すごい……先生ったら、すごい! ああ、なつみ、また変になっちゃう……ああ、先生、あたし、どうしたらいいの? ああ、いやッ! またおかしくなるうッ」

2015年12月25日金曜日

『放課後秘密クラブ』抜粋(第一章「初体験クラブ 薔薇色の処女喪失」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『放課後秘密クラブ』から、一部抜粋して紹介します。
第一章「初体験クラブ 薔薇色の処女喪失」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。
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 そんなところを触られるのは、初めてだった。恥ずかしさのせいで、なつみは膝をかたく合わせた。
「力を抜きなさい。ソッと触ってあげるから。力を抜いて、リラックスするんだ」
 そこで力を抜くと、すかさず指が粘膜に触れてきた。いつも自分で触っている場所だ。そこに杉山の指が触れてくる。本当にソッといたわるような触り方だった。指が丹念に、襞を一枚一枚めくりあげるような感じで、ゆっくりと動きはじめた。
「ほら、なつみちゃんはとても感じる子だ。もう、こんなに濡れているよ」
「いや……恥ずかしい……」
「恥ずかしくなんかないんだよ。とても素敵だよ」
 指がクチュクチュと粘膜をかきまわした。
 そうされながら、また乳首をチュッと吸われた。ズキンと電流が身体のなかを駆けめぐった。
「あはん……いや……ああん、なんか……あたし……」
「気持ちいい?」
「ああん、だめ……」

2015年12月24日木曜日

長編官能小説『放課後秘密クラブ』(Kindle)が発売

香川潤の官能長編小説(最近はロマンス小説とも?)第3弾は『放課後秘密クラブ』、アマゾンKindle版初登場です。

主人公の池端なつみは17歳の女子高生。
知り合いのピアノ調律師、教師、祖父ほど年齢が上の老人、撮影現場、同級生とのレズビアン体験と、次々と性の冒険へと巻きこまれていってしまう。
そして女の悦びの感覚の深淵へとダイブしていくのだった。

価格は483円。
ただし、アマゾンのプライム会員ならKindle端末上のストアから、無料で読めます。

Kindle版『放課後秘密クラブ』はこちら
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【本文より抜粋】
「あんっ!」
高い声が自然にほとばしり出てしまった。
隣でも里香がわけのわからない声をあげつづけていた。小川がぴしゃぴしゃと叩きつけるようにして、里香を責めたてている。
「よし、いくぜ!」
田口の動きが急にリズミカルになった。
凶暴なその動きのなかから、強烈な性感が湧き起こってきて、なつみはたちまち何も見えなくなった。そして、自分でも何を口走っているのか、自覚がなくなった。
「いや、いやあ! あうっ、だめ! ああっ、すごい、すごすぎる……すごすぎるわ……あむっ! あひっ!」
口の中が興奮のためかカラカラに渇いてしまっている。
水が欲しい……酸素が足りない……。
なつみは口をぱくつかせた。
田口が吠えた。
「こいつァ、すげえぜ。グイグイ締めつけてきやがる。おれ、もう、いきそうだ!」
「なんだって? めずらしいな、田口がそんなに早くいっちまうなんて」
「だめだ、もう!」
ひときわ、田口の動きが激しくなった。
「あ、だめッ! なつみも……だめッ、あうッ!」

2015年12月23日水曜日

『青の時代2』抜粋(第三章「未知の世界」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代2』から、一部抜粋して紹介します。
第三章「未知の世界」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。

「もっと気持ちいいところ、してほしいんだろう、これ?」
 ローターがスッと縦に動いた。
「あんっ!」
 一番敏感なところに届きそうで届かない。
「ここ、きみの割れ目ちゃん。こんもりしてるから、亀裂がはっきりしてる。パンティをはいてても、くっきりとわかるよ。これ、縦に割れてるよ、ほら」
 亀裂にそってローターが上下にゆっくりと動いた。
「いや……あ、いや……」
 腰がどうしても動いてしまう。
「ほんとにエッチな子だ」
「言わないで……」
「もうなかのほうはズブズブになってるんじゃないのか?」
「そんなこと……」


 ないとは断定できなかった。いつのまにか、身体の奥に熱いかたまりができている。なにか別の生き物が入りこんできて、腹のなかでトグロを巻いているみたいだ。それがムズムズと動くたびに、美紀の身体もムズムズとくねってしまう。

2015年12月22日火曜日

『青の時代』抜粋(第三章「技巧」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代』から、一部抜粋して紹介します。
第三章「技巧」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。
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 大町はさらに刺激を送りこんでくる。どうやら、指先でクイクイという感じで、内部のある一点を押しているようだ。
「こういうふうにされたこと、ない?」
「ない、です」
「もっと気持ちよくしてあげるよ」
 ふたたび大町の唇が、美紀の性芽をとらえた。
「ああっ、あっ、だめ……いや、ね、だめです、そんなこと……漏れちゃいます」
 しかし、大町はやめてくれなかった。指先で刺激を送りこみながら、尖った芽を吸いあげてきた。
 吸いあげられた芽を、舌先がリズミカルに転がしはじめる。
「あっ、あん、あっ、ああん!」
 自分が子どもみたいな甘えた声をあげて身体をくねらせていることに、美紀は気づいていない。そしてこれも無意識に、両手の指で大町の頭をまさぐり、髪を引っぱって、自分のほうに引きよせるようにしていた。
「だめっ、ほんとに……漏れちゃう……」
 必死にこらえた。
 せっぱつまった尿意が、すぐそこまでせりあがってきているのだ。
 錯覚などではなかった。ほんとに漏らしてしまいそうだ。
「いやっ、いやっ!」

2015年12月21日月曜日

『青の時代2』抜粋(第二章「性の深淵」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代2』から、一部抜粋して紹介します。
第二章「性の深淵」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。
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「オーガズムは知ってるの?」
 この質問は予想していた。
「知ってる、と思います」
「ふーん。じゃ、失神したことは?」
 これは予想していなかった。
「なんですか、それ?」
「知らない、失神? 気を失っちゃうこと。あまりに気持ちよくて、気が遠くなっちゃうこと」
「知ってるはずないじゃないですか、先生」
 ふたたび大町が口をはさんだ。
「まだ高校生なんですよ」
「そうかねえ。官能的素質があれば、年齢はあまり関係ないと思うんだが」
「それにしても……あるわけないよな?」
「ないです。失神って、どうなっちゃうんですか? 気を失ったあと、どうなるんですか?」
「しばらくたってまた目がさめるさ。そのまま目がさめなかったら、失神じゃなくて、それは死亡だ」
「先生は経験があるんですか?」
「あるさ。何度かね」

2015年12月20日日曜日

『青の時代』抜粋(第二章「人妻」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代』から、一部抜粋して紹介します。
第二章「人妻」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。
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 指を入れたまま、聖矢はふたたび康子の身体に唇を押しあてた。
 姿勢が窮屈だが、がまんする。そして、口の中に入ってきた肉の芽を吸いあげ、舌でころがした。
「ああっ、いいわ、それ……もっと強く吸っていいのよ」
 最初は微妙なのに、感じてくればある程度強くしてもいいのだろうか。
 強めに吸いあげると、ズズッと淫らな音が立った。
「だめ、いやらしすぎる……なんていやらしいの」
 いやらしいという言葉が、康子の口癖らしかった。
「もっと吸って……もっといやらしくして」
 そこで、聖矢はわざと音を立てるようにして、肉芽を吸った。
「それ、いい……それ、いやらしい……ああ、もう……」
 康子の腰が小刻みに震えはじめた。
「ねえ、わたし……もうだめ……わたし、イキそうだわ……聖矢くんったら、すごくいやらしくて……だめ、イキそう、ああ、イキそうよ」
 髪を強くつかまれ、引っ張られた。

2015年12月19日土曜日

『青の時代2』抜粋(1章「発覚」から)

Kindle新刊リリースシリーズ第2弾は、長編官能小説『青の時代』の続編『青の時代2』です。
昨日、アマゾンKindleストアからリリースされたばかりですが、一部抜粋して紹介します。
第一章「発覚」からの抜粋です。

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 聖矢の口のなかで、康子のクリトリスが確実に大きく充血し、かたくふくらんでいた。どうしていいものやらわからないまま、いつものようにそれを吸いあげ、舌先でやわらかく転がした。
 肩に食いこむ指の力がさらに強まった。
「ああ……」
 康子の声のトーンがしだいに高くなっていく。声にまじる呼吸も、大きく乱れている。
「聖矢くん、指は使わないのか」
 寺口の声が聞こえた。
「使うんだろう? いつものようにやればいい。舌を使いながら、指を入れたりもするんだろう?」
 そのとおりだった。まさかそんなことまで、康子は夫に話しているのだろうか。
 そうはかんがえられなかったが、寺口の推測はあたっていた。
「指も使えよ。そのほうが康子は悦ぶはずだ。さあ、やれ」
 命じられて、しかたなく、聖矢は指も康子の中心部に差しむけた。
「口は離すなよ。そのまま舌を使いつづけるんだ。いつもそうしてるんだろう?」
 唇を押しあてたまま、その下の肉の亀裂に指をあてがった。
 もう何度もやっていることだ。そこがどうなっているのかは、よく知っている。
 指の力を抜きながら、亀裂の奥へとゆっくりとすべりこませた。
「ん……んん……あ」
 ヒクリと肉がすぼまり、指を締めつけてくる。
 柔らかい粘膜がからみついてくる。

2015年12月18日金曜日

長編官能小説『青の時代2』(Kindle)が発売

香川潤再始動の第2弾、長編小説、大好評『青の時代』の続編です。
青春まっただ中の高校生、聖矢と美紀がそれぞれ乗りだした性の冒険をへて、未知の大人の世界と快楽へと飲みこまれていくロマンス小説。

各電子ブックサイトですでに配信されていますが、アマゾンKindle版はこれが初となります。
Kindle版のリリースにあたって香川潤が直接、原稿に手をいれ、またKindle版のための前書きをつけています。

価格は483円。
ただし、アマゾンのプライム会員ならKindle端末上のストアから、無料で読めます。

Kindle版『青の時代2』はこちら

【本文より抜粋】
「いやっ! 動かさないで」
 窮屈さのなかに引き裂かれるような刺激を感じ、美紀は訴えた。ミッシリと満たされているものを動かされる余裕はない。
「こわれちゃう……」
「そう、まだ無理かな。じゃあ、これは?」
 もう一方の手を下腹部に乗せてきた。
 すべらせてくる。
 指先が茂みにかかる。茂みに隠れた亀裂にそって、下に降りてきた。
 その指が、むき出しになった敏感な肉芽に触れてきた。
 そっとあてがう程度に触れられる。
「あ……あ……」
「なかと外と、どうだい? どっちがいい?」
 どちらがいいとかいうより、どちらも刺激が強烈で、息つくこともできない。快感というより、刺激そのものだ。刺激に対して、身体と神経が勝手に反応している。
 肉芽に触れられたまま、ふたたび性具を揺さぶられた。
「だめっ!」
 マットにしがみつく。
 背中がひとりでに反ってしまう。
「あっ、あ、だめ……だめです、動かさないで!」

2015年12月15日火曜日

『青の時代』抜粋(1章から)

昨日、アマゾンKindleストアからリリースされたばかりの香川潤の長編官能小説『青の時代』から、一部抜粋して紹介します。
第一章「初体験」からの抜粋です。

全編はこちらからお求めください。
⇒ http://amzn.to/1NkaGlo

 狭いながらも、進むべき方向を見つけたように思えた聖矢は、思いきって腰を進めた。
「い……いたい!」
 美紀が太ももを締めつけながら、ベッドを上にずりあがって逃げようとする。
「じっとして……ひとつになるんだ、大丈夫。力を抜いて」
「だって……」
「痛いのは最初だけだよ。がまんして」
 適当なことを言いながら、なんとか美紀を落ち着かせようと思った。
「ほんと?」
「ああ、たぶん。みんなすることなんだ」
「そ、そうね……」
 覚悟を決めたのか、美紀がわずかに力をゆるめた。聖矢はその身体をきつく抱きしめるようにしながら、グッと腰を入れた。
「い……あ……!」
 狭いながら、ぬめりに助けられて、奥へと進んだ。
 ペニスの先端の、粘膜がむき出しになった敏感な部分を、まだ硬い男を受け入れたことのない肉が締めつけてきて、かなりの痛みを感じた。包茎でもないし、オナニーの経験もあるとはいえ、聖矢のほうも女の身体に入るのは初めてのことだ。刺激に慣れていない粘膜が悲鳴をあげている。
 そして、きつくすぼまった肉に裏側のスジをきつく締めあげられ、引きつった痛みが生じた。

2015年12月14日月曜日

長編官能小説『青の時代』(Kindle)が発売

香川潤再始動の第一弾、まずは長編小説から。
各電子ブックサイトですでに配信されていますが、アマゾンKindle版はこれが初となります。
Kindle版のリリースにあたって香川潤が直接、原稿に手をいれ、またKindle版のための前書きをつけています。

価格は484円。
ただし、アマゾンのプライム会員ならKindle端末上のストアから、無料で読めます。

Kindle版『青の時代』はこちら

官能小説家・香川潤、再始動!

かつてフランス書院文庫、マドンナメイト、光文社Vコレクション、日本文芸社、コスミックロマン文庫などで数多くの長編、短編を発表し、また読者との交流サイトで他の官能小説家とは一線を画した存在として輝いていたにも関わらず、近年筆を折り、その存在を懸念されていた伝説の作家・香川潤ですが、10年以上の休養を経て、いまここに復活しました。

その活動期には、露骨で過激なストーリーや描写ばかり氾濫している官能小説界にあって、独特のソフトでエロティックな筆致が数多くの女性読者を獲得し、女性読者率は70パーセントを超えていました。
また、女性読者とのネット交流も熱心におこない、さらに作品に厚みを加えていったことで話題になってもいました。

その伝説の官能小説家が、いま、電子ブックでふたたび始動開始!
書き下ろし新作や過去に発表された活字作品群を織り交ぜ、電子ブックでリリースしていきます。

ファンレターはこちらまで。
kagawajun@gmail.com