2015年12月20日日曜日

『青の時代』抜粋(第二章「人妻」から)

Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代』から、一部抜粋して紹介します。
第二章「人妻」からの抜粋です。

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 指を入れたまま、聖矢はふたたび康子の身体に唇を押しあてた。
 姿勢が窮屈だが、がまんする。そして、口の中に入ってきた肉の芽を吸いあげ、舌でころがした。
「ああっ、いいわ、それ……もっと強く吸っていいのよ」
 最初は微妙なのに、感じてくればある程度強くしてもいいのだろうか。
 強めに吸いあげると、ズズッと淫らな音が立った。
「だめ、いやらしすぎる……なんていやらしいの」
 いやらしいという言葉が、康子の口癖らしかった。
「もっと吸って……もっといやらしくして」
 そこで、聖矢はわざと音を立てるようにして、肉芽を吸った。
「それ、いい……それ、いやらしい……ああ、もう……」
 康子の腰が小刻みに震えはじめた。
「ねえ、わたし……もうだめ……わたし、イキそうだわ……聖矢くんったら、すごくいやらしくて……だめ、イキそう、ああ、イキそうよ」
 髪を強くつかまれ、引っ張られた。

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