Kindleから発売になった長編官能小説『青の時代』から、一部抜粋して紹介します。
第三章「技巧」からの抜粋です。
全編はこちらからお求めください。
⇒ http://amzn.to/1NkaGlo
大町はさらに刺激を送りこんでくる。どうやら、指先でクイクイという感じで、内部のある一点を押しているようだ。
「こういうふうにされたこと、ない?」
「ない、です」
「もっと気持ちよくしてあげるよ」
ふたたび大町の唇が、美紀の性芽をとらえた。
「ああっ、あっ、だめ……いや、ね、だめです、そんなこと……漏れちゃいます」
しかし、大町はやめてくれなかった。指先で刺激を送りこみながら、尖った芽を吸いあげてきた。
吸いあげられた芽を、舌先がリズミカルに転がしはじめる。
「あっ、あん、あっ、ああん!」
自分が子どもみたいな甘えた声をあげて身体をくねらせていることに、美紀は気づいていない。そしてこれも無意識に、両手の指で大町の頭をまさぐり、髪を引っぱって、自分のほうに引きよせるようにしていた。
「だめっ、ほんとに……漏れちゃう……」
必死にこらえた。
せっぱつまった尿意が、すぐそこまでせりあがってきているのだ。
錯覚などではなかった。ほんとに漏らしてしまいそうだ。
「いやっ、いやっ!」
0 件のコメント:
コメントを投稿