2015年12月19日土曜日

『青の時代2』抜粋(1章「発覚」から)

Kindle新刊リリースシリーズ第2弾は、長編官能小説『青の時代』の続編『青の時代2』です。
昨日、アマゾンKindleストアからリリースされたばかりですが、一部抜粋して紹介します。
第一章「発覚」からの抜粋です。

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 聖矢の口のなかで、康子のクリトリスが確実に大きく充血し、かたくふくらんでいた。どうしていいものやらわからないまま、いつものようにそれを吸いあげ、舌先でやわらかく転がした。
 肩に食いこむ指の力がさらに強まった。
「ああ……」
 康子の声のトーンがしだいに高くなっていく。声にまじる呼吸も、大きく乱れている。
「聖矢くん、指は使わないのか」
 寺口の声が聞こえた。
「使うんだろう? いつものようにやればいい。舌を使いながら、指を入れたりもするんだろう?」
 そのとおりだった。まさかそんなことまで、康子は夫に話しているのだろうか。
 そうはかんがえられなかったが、寺口の推測はあたっていた。
「指も使えよ。そのほうが康子は悦ぶはずだ。さあ、やれ」
 命じられて、しかたなく、聖矢は指も康子の中心部に差しむけた。
「口は離すなよ。そのまま舌を使いつづけるんだ。いつもそうしてるんだろう?」
 唇を押しあてたまま、その下の肉の亀裂に指をあてがった。
 もう何度もやっていることだ。そこがどうなっているのかは、よく知っている。
 指の力を抜きながら、亀裂の奥へとゆっくりとすべりこませた。
「ん……んん……あ」
 ヒクリと肉がすぼまり、指を締めつけてくる。
 柔らかい粘膜がからみついてくる。

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